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ガイド試験その②

さてさて、勉強なんですが。

最初の試験の時は何をしていいのかちんぷんかんぷん?見事玉砕!


今回は少し真面目に勉強!

PB030628_R.jpg

写真は、晩秋合宿御在所、フリークライミングで有名な「うさぎ岩」モアは今回の合宿は左膝の靭帯を痛めており
クライミングは参加せず。山岳会、フリークライミングをしに来ておられた方の見学をいたしました。

うさぎ岩を登っておられたフリーの人4人(女性1名含む)はすごく上手で、大変参考になりました。



ガイド試験に興味のお有りの方は下記に進すむです(・∀・)

ない人は面白くないです(笑)


今回は少しお利口さんになりまして参考書をいっぱい揃え、とにかくまず読書。
使った参考書類。

基本の勉強資料となる2冊(日本山岳協会より販売)結構お高い。

・ガイドの基礎的知識 教本 改訂版
・ファーストエイド 教本

IMG_3405_R.jpg

試験は基本(注意:全部ではありません)上記の2冊の中からの出題となります。
本の内容が抜粋で出ており、それが(  )選択穴埋め問題となっていることもたくさんありますので。
熟読は必要です。

読むだけでは覚えられないし、範囲が多すぎて年代等数字を覚えなければならないこともあり、
モアは少し要点をまとめて、読書とともに書き出して覚えました。(これだけ覚えてもだめですよ)

以下、書き出して覚えた内容。


1.自然保護に関する知識
自然保護とは何か
荒廃した自然を復元したり、破壊を免れた自然を守って行こうとする行動、自然を保護
する考え方や方法を自然保護と呼んでいる。
現在は自然を保存するという考えだはなく、保全していくという考え方が主流。

自然保護の歴史
三世紀頃から  イギリス ロイヤル・フォレスト 狩猟保護地域として
19世紀  アメリカ イエローストーン国立公園 1872(世界で初めて)
カナダ バンフ国立公園 1885
20世紀  ○国際自然保護連合 1947
○日本の自然保護協会 1951 1949の尾瀬ヶ原のダム計画がきっかけ
(当時、尾瀬の所有者は東京電力)

日本の自然保護
1931 ○国立公園法の制定
我が国の風景を代表するに足りる傑出(けっしゅつ)した自然の風景地(海中
の景観地を含む。)であって、環境大臣が○自然公園法 第5条第1項の規定
により指定する。

3月16日は国立公園指定記念日
1934(昭和9年)、内務省が日本で初めて瀬戸内、雲仙・霧島の3ヶ所を国定
公園に指定したことを記念して制定。

○国立公園制度
「国立公園」
指定者 環境大臣
要件 同一の風景型式中、我が国の景観を代表すると共に
世界的にも誇りうる傑出した自然風景であること。
根拠となる法律 ○自然公園法
行政的管理責任者 環境省

「国定公園」
指定者 環境大臣
要件 国立公園の景観に準ずる傑出した自然の大風景であること
根拠となる法律 ○自然公園法
行政的管理責任者 都道府県

「都道府県立自然公園」
指定者 都道府県知事
要件 都道府県の風景をf代表する傑出した自然の風景であること
根拠となる法律 都道府県条例
行政的管理責任者 都道府県

1957 ○自然公園法の制定(国立公園、国定公園の根拠法となる)
○ 国立公園法の廃止⇒それに代わる○自然公園法が施行される。

1971 環境庁の設置(現在の環境省)
鳥獣行政を林野庁から移管

1972 ○自然環境保全法⇒自然環境保全地域の指定

1980 ラムサール条約⇒湖沼保全と湿地の保護管理

1993 ○環境基本法⇒環境自然の環境保全の総合的施策の展開

2007 ○エコツーリリズム推進法⇒(後述)
自然保護を区別する5段階 2

○放置(プレザベーション)
自然度が高く全く手が入っていない場所では、どんなことがあっても放置しておく。

○防護(プロテクション)
   文明の脅威から自然をプロテクトする。人工建造物を避け、人間が立ち入るとき、
自動車などで入ることを避ける。

○保全(コンサベーション)
人間が管理して、良好な自然の状態にしておく。

○復元(リストレーション)
自然のバランスが壊れたところを元に戻す為に人間が手を入れる。

○回復・再生(リハビリテーション)
人間の自然破壊により、完全に壊れてしまった自然を回復したり再生したりする行為。

日本の世界自然遺産

○知床
○白神山地
○小笠原諸島
○屋久島

日本の国立公園(31ヶ所) 国定公園(56) 都道府県自然公園(351)

利尻礼文サロベツ(りしりれぶんサロベツ)
知床
阿寒
釧路湿原
大雪山
支笏洞爺(しこつとうや)
十和田八幡平
三陸復興
磐梯朝日(ばんだいあさひ)
日光
尾瀬
上信越高原
秩父多摩甲斐
小笠原
富士箱根伊豆
中部山岳
白山
南アルプス
伊勢志摩
吉野熊野
山陰海岸
瀬戸内海
大山隠岐
足摺宇和島
西海
雲仙天草
阿蘇くじゅう
霧島錦江湾
屋久島
慶良間諸島
西表石垣

環境意識が高まるまでの推移(世界) 3

1万年前 農業こそが最大の自然破壊  コリン・ダッジ

紀元前4世紀 ギリシャ、プラトンの環境破壊への嘆き「クリティアス」

1962 アメリカ、レイチェル・カーソン「沈黙の春」
農薬・DDHが自然生態係に与える影響の重大性を気づかせる。

1963 アメリカ、R・バックミンスター・フラー 「宇宙船地球号」

1971 環境庁(現在の環境省)発足

1972 ローマクラブ 「環境の限界」資源、人口、軍備拡張、経済、環境破壊などの全地球
的な問題に対処するため設立された民間のシンクタンク。100年以内の成長の限界

1973 アメリカ、レスターブラウン 「地球白書」持続可能な社会にするために何をなすべきか。

1974 イギリス、J・E・ラブロック 「ガイア仮説・地球生命圏」

1992 「環境と開発に関する国連会議」(地球サミット) ブラジル・リオ
○気候変動枠組み条約
○生物多様性条約
 目的は、生物多様性の保全、持続可能な利用、遺伝資源から得られる利益の公正
な分配。
○森林原則声明(発展途上国における森林資源の急速な減少防止と熱帯雨林の保全)
○アジェンダ21(21世紀に向けての持続可能な開発体制を実現するための行動計画)

1997 「気候変動枠組条約COP3」 (京都会議)
先進国に温室効果ガス排出削減目標を課す。

2002 ヨハネスブルグサミット
アジェンダ21の実施に向けた具体的な行動計画、数値目標の討議。

2007 エコツーリズム推進法制定

2010 「生物多様性条約」COP10
「愛知ターゲット」「SATOYAMAイニシアテイブ」

生物多様性に関する知っておく事項

生物の多様性
生態係、種、遺伝子の多様性の3つのレベルで多様性がある。

○生物多様性条約とは
1992年に国連環境会議(地球サミット)にあわせて「気候変動に関する国際連合枠組み条約」
と共に採択、日本は1993年に締結。

○ラムサール条約とは
特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約

○世界遺産条約
世界の文化遺産や自然遺産を人類全体のための世界遺産として、損傷、破壊等の脅威から
保護し保存して行くために国際的な協力及び援助の体制を確立することを目標とした条約。

世界遺産には、自然遺産、文化遺産、複合遺産の3種類があります。



生態系の保護 4

野生生物の状況
絶滅の危惧のある野生生物の種を「哺乳類」「鳥類」等の分類ごとに絶滅危惧種等に分類

○鳥獣保護狩猟法(鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律)
鳥獣の保護繁殖、有害鳥獣の駆除、危険の予防を図り、それに伴い生活環境の改善
と農林業の新興に資することを目的。
環境省が所管

○ワシントン条約
生物多様性の保全を目的に国内外の野生動物種の保全を体系的図ることを目的に1992年に
制定。捕獲、譲渡等の規制、及び生息地等保護のため等、多岐にわたる内容を含む。

○森林生態係保護法制
「保護林」
原生的な森林生態係からなる自然環境の維持、動植物の保護、遺伝資源の保存等により
禁伐等の管理経営を行うことにより、保護を図っている森林。

○林道建設と自然保護
林道は、森林法の規定に基づいて設置され、所管は国土交通省ではなく林業を管轄する
農林水産庁(林野庁)である。

河川生態系の保護

○自然再生事業法 2002年制定
河川環境の保全・整備のみを目的として法整備された。
ランドシャフトの実現を目指す
(5感プラス心、景観、景域、風景、風土、情景をさす。)
人間と地球環境に配慮した河川改修法
「近自然河川工法」「多自然型川づくり」
禁止行為
河川の損傷
敷地内への汚物・廃物を遺棄すること
自動車等の指定河川地域への乗り入れ

湖沼保全と湿地保護

○ラムサール法
湖沼の保全と湿地の保護管理(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)

自然景観の保護

○自然公園法の仕組み
優れた自然の風景地を永遠に保護しその中で誰でも自由に風景を楽しみ、休養し、レクレーション
を行い、また動植物や地質などの自然を学べるように自然公園法に基づいて指定、管理されるもので、
国立公園、国定公園及び都道府県立自然公園をいう。

○自然環境保全法
自然公園やその他の自然環境の保全の為の法律と共に自然環境の適正な保全を総合的に
推進することを目的とする。
自然環境保全基本方針の制定
原生自然環境保全地域の指定と保全
自然環境保全地域の指定、保全及び生態係維持回復事業
都道府県による自然環境保全地域の指定と保全




循環型社会について 5

持続可能な循環型社会の構築
○循環型社会とは何か
天然資源の消費量を減らして、環境負荷を出来るだけ少なくした社会

持続可能な発展とは何か
○「成長の限界」とは何か
1972年ローマクラブにより発表された書籍のタイトル
資源と地球の有限性に着目し「人口増加や環境汚染などの現在の傾向が続けば、100年以内に
地球上の成長は限界に達する」と警鐘鳴らした。

環境へのアプローチ
技術的
廃棄物の発生抑制
使用済み製品の再利用
マテリアルリサイクル(回収したものを原材料としてリサイクル)
リサイクルができないものはエネルギーとしての利用。

循環型社会形成推進基本法の制定
○2000年に成立、環境基本法の基本理念に基ずき、循環型社会の形成に関する施策を推進す
ることを定めた。

○環境基本計画
平成12年12月 環境世紀への道しるべ
環境基本計画 前文
過去、自然界に存在しなかった化学物質を環境中に排出するなど、必ずしも、環境の利用コストと
環境の復元力に十分配慮した形で行われたとは言い難いものであった。
今日の環境問題を解決しようとすれば、人間活動のあり方を見直し「グローバル・コモンズ」
すなわち「人類の共有の財産としての地球」の考えに立って地球環境を保存していかねばならない。
1992年リオでの地球サミット(国連環境開発会議)を開催し「持続可能な開発」を合意、わが国では
「環境基本法」の制定
これにより「循環」、「共生」、「参加」、及び「国際的取り組みという4つの長期目標を掲げ持続可能な
社会の構築に向けた取り組みをはじめる。


気象の基礎的知識

○観天望気等、別紙
○天気図等、別紙

生物の基礎知識
○山の樹木 別紙
○高山植物 別紙
○垂直分布断面図

3000m 高山帯 高山草原帯 シナノキンバイ、ハクサンチドリ

2500m 針葉低木林帯 ハイマツ、ミヤマネズ、ミヤマビャクシン

2000m 亜高山帯 針葉樹林帯 シラビソ、オオシラビソ、コメツガ
ウラジロモミ(Xmas)
1500m 落葉広葉樹林帯 ミズナラ、ブナ、ナナカマド ダケカンバ(2600位まで)

1000m 山地帯

500m
常緑広葉樹林帯 シラカシ(どんぐり)、ヤブツバキ、スタジイ(しいの木)
0m 低地帯

登山のスポーツ化学の基礎的知識 6

○山歩きを愛好する人に推奨する3つの運動
ジョキング、ウオーキング、クロスカントリー
○共通する利点
食物を酸素で燃やしエネルギーを生み出す。
肺や心臓の動きがよくなる。
体に蓄えられた脂肪を燃焼させる。
○有酸素運動(エアロビクス)酸素を多く取り入れる運動
○無酸素運動(アネロビクス)グリコーゲンを酸素によらずに乳酸に分解エネルギーを生成

登山における医学の基礎知識
○心拍数
登山では上り130~140拍、下り120拍 ウオーキングにおいては早歩きで110拍前後

○疲労(バテ)を軽減させる3つの方法
1)ゆっくり歩く 最大心拍数の75%=(220-年齢)×0.75
2)エネルギー(食べ物を補給する) 消費カロリー=体重×行動時間×5cal
 消費エネルギー(カロリー)の7割を登山中に補給しなければならない。
3)水分を補給する 登山は長時間にわたる運動のため発汗量が多い

○脱水症状  体内の水分や電解質が激しく不足する
○熱中症  過度な脱水症状により生命の危険な状態になること
○血栓症  血液中に血栓が形成され、血流が悪くなる

栄養の基礎知識

一般的な栄養
○炭水化物(お米・パン・麺類)
○タンパク質(お肉・魚・卵)
○脂質(バター・脂肪)
○ビタミン
○ミネラル
○水分

登山で有効な栄養素

全部の栄養素が必要、特に炭水化物はエネルギーに変わりやすいので有効。
最初の1、5時間は炭水化物が燃焼し,その後脂肪が燃焼する。
ただし、脂肪は炭水化物と混合しなければ燃えない、よって、炭水化物は適度に取り
続けなければならない。

その他のガイドが必要な知識

○血糖値が下がる
血液中のブドウ糖が少なくなる⇒炭水化物の作用がなくなり運動量が少なくなる
(脳が働かなくなる)

対応=炭水化物を適度に取る(脳の燃料は炭水化物だけ)
特に血糖値を下げないためには糖分をとること。

○手足のむくみのメカニズム

原因 ○肝臓が疲労すると水分排出機能が弱まる
○脱水が進むと尿を体内にとどめようとする作用がおこる。

解決 ○お酒を飲みすぎない
○タンパク質を取る(タンパク質は肝臓の働きをよくする)

水分補給の知識 7

○脱水料=体重×行動時間×5ml

体重の2%の脱水が起こると、持久力は10%ダウンする。

スポーツ飲料

○アイソトニック=体液に近い浸透圧を持った電解質

○ハイポトニック=体液より低い浸透圧の電解質、より少量で吸収される

登山に関係するサプリメント

○アミノ酸=タンパク質の最小単位で吸収が早い。

○コンドロイチン=骨と骨の摩擦を防ぐ役目、不足すると関節の痛み。

○グルコサミン=糖とアミノ酸が結合したもの、軟骨を再生する働きがある。

○ヒアルロン酸=ムロ多糖の一種、軟骨の機能維持に重要な役目。

○コラーゲン=皮・靭帯・軟骨などを構成するタンパク質の一つ。


ファーストエイド

「善きサマリア人の法」=緊急事務管理、緊急避難行為

一次救命処置(BSL)=呼吸が止まり、心臓も動いていないと見られる人の救命へのチャンス
を維持するための救命処置)
心臓マッサージ、人工呼吸からなる心肺蘇生法(CPR)そしてAEDの使用が主な内容

○高エネルギー障害=岩場からの転落、雪崩など目に見える徴候が無くても、受傷機転から
考えて生命に危険のある損傷を負っている可能性が無視できない状態

○トリアージ=応急処置の優先度を決める

○ジャパンコーマスケール
Ⅰ、刺激がなくても覚醒している状態 1~3
Ⅱ、刺激をすると覚醒するが刺激をやめると眠り込む状態 10~30
Ⅲ、刺激をしても覚醒しない状態 100~300

○出血量とその影響

血液量は体重の8%

体重50㌔=50×0.08=4L

20%を失うと出血性ショック
30%失うと死亡確率が高くなる。(1200ml)
(大腿骨非開放骨折500~1000ml、開放骨折1000~2000)
(骨盤骨折尿路損傷なし1000~1500)






現場の活動に関わる法律 8

○自然保護法
自然保護に関する様々な法律の総称
自然環境保全法
自然公園法
文化財保護法
種の保存法
捕獲行為、開発の規制
保護区の設置

○自然公園法
1957年国立公園法から自然公園法に改正
国立公園、国定公園、都道府県国立公園
2003年改正事項
1.特別地域又特別保護区における規制の緩和
 特別保護地域の保護管理の強化を図るため、規制行為として環境大臣が指定
集積、貯蔵、動物の捕獲、区域内の立ち入り

2.利用調整地区の創設
適正な利用を図るため利用人数の調整を図る

3。公園管理団体の創世
地域密着の公園管理を推進するため民間団体を公園管理団体に指定する。

4.風景地保護協定制度の制定
草原や里地里山などの2次的な自然風景の保護を図る

○自然環境保全法
名前のとおり

○環境基本法
「現在及び将来の国民の健康で文化的な生活の確保に寄与するとともに人類の
福祉に貢献すること」⇒環境基本計画

○河川法
一級水系⇒国土交通省
二級水系⇒都道府県
その他⇒市町村長

○森林法
森林法の原則は、森林を「保続培養」の観点から管理すること
森林法によって設けられた○保安林制度は、自然災害防止を目的に設置

○保護林制度
日本初の自然保護制度であった。
七種類の保護林
1.森林生態係保護地域
2.森林生物遺伝資源保存林
3.森林遺伝資源保存林
4.植物原生保護林
5.特定動物生息保護林
6.特定地理等保護林
7.郷土の森

○林業・林業基本法
森林を「水土保全林」、「森林と人との共生林」、「資源の循環利用林」

○鳥獣保護狩猟法  鳥類28種、獣類18種
○都道府県条例 9
谷川岳遭難防止条例等

○自然保護条例
現在50都道府県・政令指定都市・市町村が300以上

○環境基本条例
公害防止と自然環境の保全について 都道府県・政令指定都市・市町村で指定

新しい法律

○自然再生推進法
自然再生を総合的に推進し、生物多様性の確保を通じて自然と共生する社会の実現を
図り、合わせて地球環境の保全に寄与することを目的

○自然環境保全のための意欲の増進及び環境教育の保全に関する法律

○エコツーリズム推進法
自然や地域の歴史、文化、民俗を対象として、それらを体験し学びこれらの地域の自然環境
や歴史文化の保全に責任を持つ環境のあり方をしめしたもの
南米コスタリカがエコツーリズム発祥の地(国土の1/4が国立公園や保護区

理念:「自然環境の保全」「観光振興」「地域振興」「環境教育の場としての活用」

つまりエコツーリリズムとは、地域ぐるみで自然環境や歴史文化など、地域固有の魅力を
観光客などの来訪者に伝え、その価値や大切さが来訪者に理解され、保全につなげて
いくことを目指す仕組みである。

ただ、もうひとつ大事なものは、ビジネスとしての視点である。地域活性化には経済的な刺激
も必要となり、ビジネスとして成り立つ仕組みを構築することによって、初めて地域と一体
となったエコツーリズムと言える。

山の樹木の特徴と見分け方
・シラビソ=福島県~紀伊半島の亜高山帯 20~30
・オオシラビソ=葉は蜜に互性、東北~中部地方 20~25
・トドマツ=北海道の山野 20~25
・ヒノキ=葉は鱗状、交互に対生
・スギ=葉は針状 50m
・カシワ=葉は枝先に集まり大きい、北海道から九州
・ミズナラ=葉は枝先に集まり互生
・コナラ=葉は互生、葉身は倒卵型、薪炭材として里山の代表種
・ブナ=北海道渡島半島以南~九州
・イヌブナ=ブナより少し低いところに生える
・シラカシ=樹皮はなめらかで緑黒灰色、福島以南~九州
・ウラジロカシ=葉の裏が白色、宮城県以南~沖縄
・アラカシ=樹皮は荒く暗灰色、宮城、石川以南~沖縄 葉にのこぎり葉がない。
○農村と里山の知識
        農村の持つ等価価値以外の機能
        1.洪水防止機能=水田および畑の大雨時における貯水機能
        2.水資源涵養機能=水田の灌漑用水を河川に安定的に還元して再利用する能力
        3.土壌侵食防止機能=農地の耕作により抑止されている土壌浸食量を砂防ダム建設費への換算
        4.有機性廃棄物処理能力=有機性廃棄物の農地への還元
        5.大気浄化機能=水だおよび畑による大気汚染ガスの吸収量
        6・気候緩和機能=水田による夏季の気温低下機能
        7.保険休養機能=農村地区への旅行者、帰省者などの旅行費用などから換算



ガイド業務 10

登山と活動内容
登山は年齢、性別を問わない生涯スポーツである。
またその活動内容は極めて多枝、多様に渡っている、行動範囲は日本全国はもとより世界の
山々に広がっている。

登山の素晴らしさは、生涯の思い出として残るばかりではなく、喜びや感動自然の美しさ厳しさ
を知り生命の大切さ、人間の尊さを体験できるところにある。
登山は豊かで健全なライフスタイルを望む人達にとって、精神的充足や心身両面にわたる保持
増進が期待できる。
登山未経験者、登山をしたいが体験に恵まれなかった人達、未組織登山者、女性、中高年
登山者などに山との出会いを提供し、登山する喜びを与え、それらの夢と希望を確実に楽しく
実現してあげるのが山岳ガイドの使命であり目的である。
目的の要約
1)顧客の要求に対して安全と信頼のもとに登山の喜びを与える。
2)正しい登山技術の普及、指導。
3)自然保護の啓発と、環境の保全管理
4)遭難の防止、救助などの登山界への寄与
ガイドの資質
1)責任感が旺盛であること。
2)専門的な知識技能に優れていること
3)コミニケーションスキルがあり、統率力、指導力があること
4)冷静な判断力決断力があること
5)危険に対する注意深さと鋭敏な感知能力を持っていること
6)人の心理、感情を読み取る能力を持っていること
したがって、山岳ガイドとして望まれるのは資質プラス人間性であり、それらを持ち合わせる
ことにより信頼感が生まれ、連帯感となってより良いコミニケーション作りにつながる。

ガイデイングの形態と種類
顧客の志向別分類
1)レジャー志向=気分転換、ストレス解消、ゆとり主体で楽しむことで心理的開放感を目的

2)健康志向=健康と体力を生涯にわたり保持するために適当な運動負荷を継続的に行う

3)能力思考=自己能力の向上を目指し、自らの限界に挑戦して克服することに生きがいを
    求める。

ジャンルの分類

アルパインクライミング(岩壁登攀、冬季岩壁登攀などのバリエーションルート)、縦走、
アイスクライミング、沢登り、山スキー、一般登山道からの登山、冬山登山、ハイキング、
自然観察登山、フリークライミング、高所登山などの多枝にわたる。

それぞれの魅力の薀蓄ぐらいは語れるようにしたい。
薀蓄とは十分に研究、学習して積み蓄えた深い知識、自然科学から、人文科学まで。



・ガイドマニュアル(山岳ガイド編)

登山ガイドステージⅡにおいても、ガイド技術、ロープワークの問題等出題されましたので。
職域は少しアップしますが、ガイドマニュアル、山岳ガイド編(こちらもガイド協会販売で少しお高い)を熟読。


IMG_3406_R.jpg

・ロープの結び方(基礎ロープの班別)
クローブヒッチ・ムンターヒッチ・ミュールノット・オートブロック・マッシャー・クレイハイスト・プルージック・ガースヒッチ・
エイトノット・ラビットノット・バタフライノット・カラビナバッチマン・ボーライン(プーリン)

上記の結び方の理解
上記の現場での使い方
・レスキューシステムの理解
1/2システム
1/3システム
・ガイドの心得等



一般の登山者向けの登山入門書(山岳ガイド協会発行)

こちらも一応参考までに購入読んでおきました。
IMG_3408_R.jpg

ホントの基礎事項なのですが、確認のために使用。



今日はこんなところで

次回は、上記以外で使った資料。

難しかった問題等、覚えている範囲で書いていこうと思います。出来るだけ早く・・・忘れちゃうから(´▽`)



ヾ(*'-'*)マタネー♪




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